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松村雄策さんの死に寄せて

「Something Else by the Kinks」と「The Kinks Are The Village Green Preservation Society」は、そのタイトルを聞いただけで、笛や太鼓でもって街中を踊って回りたくなってしまうのだ。


いまにして思えば、Rockin'onに載っていた、その人が書いたそんな一文が、すべての始まりだったような気がします。


それから僕はキンクスを聴き漁り、その人の本を買い漁り、 その人の著作に刺激を受けて、アビーロードやジム・モリソンの墓に行ったりしながら、果てはこんなキンクスメインのブログまで書きはじめるに至ったのだから、その人から受けた影響は、それはもう計り知れないのです。

 

ともすれば怜悧な社会分析にまで踏み込もうとする数多の音楽評論の中にあって、その人の文章には僕たちと同じ日常が息づいていました。
その人の文体は僕たちと同じ体温を持っていました。
そしてその体温はとても温かいものでした。

 

恥を承知で言えば、このキンクス日和の文体も、実はその人の語り口を模したものなのです。
もっとも僕には、その人の様に上手に書くことは遂に出来なかったのだけど。

 

3月12日、その人の訃報が流れたけれども、彼の文章がいつもそうだったように、僕も前を向いて考えようと思います。
あちらの世界に旅立った今頃は、早速ジョンやジム・モリソンの元に駆けつけて、熱心にインタビューでもしているのでしょうね。
もちろん音楽評論家としてなんかじゃなくて、少年がそのまま大人になったような、純粋ないちロックファンとして。

 

松村雄策さんの訃報に接し、心から哀悼の意を表するとともに、生前の氏の活動に深く感謝申し上げます。

あなたが紡いできた数々の言葉は、今でも僕の心の一部です。

| Complicated Life | 18:13 | comments(0) | - | pookmark |
デイブがTwitterでチャーリー・ワッツを追悼

ひどくショックを受けている。

チャーリー・ワッツは素晴らしい男だった。彼の喪失がとても惜しまれる。

彼の奥さん、バンド仲間、全ての彼の家族と友人たちに心からお悔やみを申し上げます。


ずっと以前、たびたびデヴォンに行っていた頃に、電車で何度か会ったことがある。
彼は偉大なドラマーであり、すごい男だった。

残念だよチャーリー。 


デイブ・デイヴィスのTwitterより

https://twitter.com/davedavieskinks



| Something Else | 18:28 | comments(2) | - | pookmark |
Rippin Up New York City
デイヴ・デイヴィスの新しいライブアルバム「Rippin Up New York City」が、9月にリリース予定。
これは、サブタイトルに「Live at the City Winery」とあるので、恐らく昨年11月の、アメリカツアー時の音源なのかな?
なぜか今のところ、曲目やステージの詳細がどこにも見つからないので、確かなことは言えませんが、もしもこの時のツアーだとすると、セットリストはおおよそこんな感じでした。

1 Ripping Up Time
2 I'm Not Like Everybody Else
3 I Need You
4 She's Got Everything
5 Creeping Jean
6 Tired of Waiting for You
7 Johnny Adams
8 Susannah's Still Alive
9 See My Friends
10 Strangers
11 Flowers in the Rain
12 Young and Innocent Days
13 Front Room
14 King of Karaoke
15 Death of a Clown
16 Dead End Street
17 Living on a Thin Line
18 Where Have All the Good Times Gone
19 All Day and All of the Night
アンコール
20 I'm Not Like Everybody Else
21 You Really Got Me

いや、ほとんどキンクスですね。
アルバムには、ここから10曲くらいがピックアップされるとしても、それでも恐らく8割方がキンクスナンバーになるのでしょう。
そんなことなら、もういっそのこと兄貴と一緒にやっちゃえよ、とかいう気持ちになりますが、彼らにはそうはできない事情もあるわけで。

いずれにしても、デイヴが順調にアルバムをリリースしてくれるのはとても嬉しい。
加えてデイヴは、昨年に引き続き、今年も10月から11月にかけてのアメリカツアーに出るとのことで、以前の脳梗塞が嘘のような活躍ぶりです。

実は、僕は最近では、キンクス再結成なんてもうどうでもいいや、という気になっておりまして、というのはつまり、メンバーのそれぞれが元気に活動してくれていれば、それで充分なんじゃないかという思いですね。

殊にデイヴは、ああいう大病を患って、ギターを弾くどころか、普段の生活もままならないような状態になっていたわけですから、それがステージに復帰して、たまにライブアルバムが届けられ、稀にスタジオの新作が聴ける。
ファンとしては、それでもう充分過ぎるくらい幸せじゃないか、という気がします。





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| Around The Kinks | 23:05 | comments(12) | trackbacks(0) | pookmark |
ミッション・インポッシブル
ずっとブログ更新をサボってる間も、それでも海外のキンクスサイトには、一応ざっとは目を通してました。

あくまでも「ざっと」なので、見落としは多分あるのでしょうが、そういう斜め読みのニュースの中でも、僕が最近、もっとも心惹かれたのが、Dave Emlenさんのキンクスサイトに出ていたこの書き込みでした。

There's a large Kinks poster clearly visible in a UK record store scene early on in the new "Mission: Impossible, Rogue Nation" movie.
『今度の「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」の冒頭に、イギリスのレコードショップのシーンがあって、そこにキンクスの大きなポスターが、はっきりと映り込んでいる』

みなさんどうですか?これ?
狙ってるんでしょうかね、この映画?
キンクスファン取り込みミッション?

いやいや、そんな訳は絶対にないんだけれども、だけど、こういうのに僕はやられちゃうわけで。

そもそも、最近トム・クルーズが来日して、テレビに出たり、インタビュー受けたりして、さかんにこの新作の宣伝してましたけど、そんなあれこれのプロモーションには、僕は一切興味がわかなかったのね。
でも、画面に映り込んだ、たった1枚のポスターによって、いとも簡単に映画館に足を運ぼうという気にさせられてしまうというね。
我ながらものすごい単細胞ですが、それにしても、いやあ、そんな奴がいると知ったら、トムもさぞかし気分を害するのでしょうね。
なんか申し訳ないです。


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| Complicated Life | 21:46 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
Happy Birthday Mr.Ray Davies


今でも僕は、あなたの歌に救われています。

あなたの健康と、衰えることのない想像力を祝福しつつ。
| Something Else | 19:59 | comments(15) | trackbacks(0) | pookmark |
サニーアフタヌーン・ミュージカル上演中
昨年の暮れ頃から話題が出ていた、初期のキンクスをテーマにしたミュージカル、その名も「Sunny Afternoon」が、ロンドンはHampstead Theatreにて、4月14日に初演を迎えたみたいです。

色んなレビューを要約すると、なんでもこれはマスウェルヒルでのデイヴィス兄弟の生い立ちから、バンド結成、マネージメントとの法廷闘争、アメリカからの締め出し、そしてメンバー間の軋轢などを描いたストーリーということで…

まあ、キンクスファン以外誰が観るのだろうか、という気もしないではないが、僕はもちろんファンなので、これは絶対に観てみたい。

ミュージカルの告知コピーに
『1966年、イングランドがワールドカップに勝利した時の、ウェンブリー・アリーナに鳴り響いたSunny Afternoonの大合唱を、もし君が覚えていないとしても、心配はいらない。キンクスがブレイクする様を描いた、レイ・デイヴィスのミュージカルによって、その瞬間がハムステッド・シアターにおいて再現されているからだ』
とあるように、劇中には物語に合わせて様々なキンクス・ミュージックも登場するみたいです。

ある演劇評によれば、これを観れば、デイヴィスがしばしば彼の回りの出来事からインスピレーションを得て曲を書いていた事実が確認できる、ということなので、再度言うけど、僕はキンクスのファンなので、これは絶対に観てみたーい!

さて、ここで気になるのは、どんな俳優がキンクスを演じているのか、という点ですよね。

レイを演じるのはJohn Dagleishという人。
うーん、エキセントリックな感じはいい線行ってる気もしますが、ただ、あちらでは「演技は素晴らしいけど歌がイマイチ」という評価もあるようで…

デイヴはGeorge Maguireという人で、あまり良い画像が見つからなかったけれども、このサイトにあるように過去にはマーク・ボランミュージカルとやらにも主演しているみたいですね。
ボランに扮した姿が、なんとなくデイヴを彷彿とさせます。カッコいいです。

ミック役はAdam Soppという人で、彼の名前で検索すると、やたらとハリー・ポッターが出てくるので、かの映画に出演した著名な俳優なのかと思ったら、どうもビデオゲームでハリーを演じた声優のようです。
ハリー・ポッターの本編でないというところが、実にキンクスっぽいわけですが、なにはともあれ、あのミックさんを、なかなか二枚目の人に演じてもらって良かったと、日本ミック・エイヴォリー・ファンクラブの副会長を目指す僕としては、胸をなでおろしているところです。

ピートはNed Derringtonという人が演じているんですが、この方のキャリアはあまり見つかりませんでした。
向こうのタレントデータベースなどから察するに、イギリスのテレビ俳優といった感じでしょうか。

実は、ハムステッド劇場がやってるこのサイトに行くと、作品のプロットからチケットの空き状況、そして出演する全部のキャストが載っているのでした。

見れば、レイの最初の奥さんのラサをはじめ、デイヴィス家の両親や姉たち、ラリー・ペイジなど、キンクス初期を語るに欠かせない人々が劇中に登場していて、ついついニンマリしてしまいます。

ただし、ファンにはたまらない舞台だけれども、これが一般の人たちの関心をどれだけ集められるのかというと、それはまた別問題なわけで、興行的な成否が心配にはなりますね。

ともあれ、キンクスの初期を追ったこのミュージカルは、5月24日までロンドンで上演中とのことなので、それまでに現地に行く人は、ぜひ劇場に足を運んで、感想を僕に教えてください。

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| Around The Kinks | 22:01 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
デイヴのロンドン公演最新セットリスト
昨年、ニューアルバムのリリースと、アメリカツアーで復帰したデイヴ・デイヴィスが、4月11日に、およそ13年ぶりにイギリスでギグを行うということで、あちらではもう随分と前から、インタビューやらレビューやらで話題になっていたのだけれども、僕の怠慢から、このブログではそれらを一切取り上げることが出来ませんでした。
(まあ、斜め読みした限りでは、デイヴもさほど衝撃的なことは言っていなかったと思うので、そこは勘弁してください)

それで、デイヴがステージをやったのであるならば、これは流石に何か書いとかなきゃならんだろうというわけで、焦っておりましたところ、折り良くその4月11日Barbican Centreでの、デイヴのセットリストが挙がってたので、それを単に転記しようというですね、今回も何というか、その、手抜きの記事でございます。

ただ、でも、それでもこのセット、見ていただければお分かりの通り、実にいい感じに組まれているんです。

1. I'm Not Like Everybody Else
2. I Need You
3. She's Got Everything
4. Little Green Amp
5. Creeping Jean
6. Tired of Waiting for You
7. Susannah's Still Alive
8. See My Friends
9. Strangers
10. Flowers in the Rain
11. Young and Innocent Days
12. Death of a Clown
13. The Healing Boy
14. Dead End Street
15. Living on a Thin Line
16. Remember the Future
17. Where Have All the Good Times Gone
18. All Day and All of the Night
Encore
19. I'm Not Like Everybody Else
20. You Really Got Me

意外とキンクスが多いですね。
ソロ曲は4曲かな?
後は全部キンクスの、それも初期の頃の曲がメインのようです。

このあたりの選曲は、近年のレイ先生にも共通してますけど、特に
I Need You
Where Have All the Good Times Gone
I'm Not Like Everybody Else
Dead End Street
All Day and All of the Night
See My Friends
Tired of Waiting for You
You Really Got Me
なんてところは、レイ先生のライブでも定番ですね。

ただ、デイヴ先生が違うのは、レイ先生ではこれまた定番の
Sunny Afternoonとか、Dedicated Follower of Fashionとか、Waterloo Sunset、Celluloid Heroesというあたり。つまりキンクスのミディアムな代表曲、これを全く演っていない。

僕は、これはどういうことかと言うと、デイヴというのは、やはり生粋のロックンローラーなんでしょうね。

もちろん、お兄ちゃんもロックンローラーなんだけれども、あの人の場合は少し遊びというか、ロックそのものを茶化した部分も少なくない。
対してデイヴは、ロックに対してやっぱり凄くストイック、という印象を持ちます。

まあ、ロンドン公演一回だけの曲目を見て書いてるので、我ながら説得力に欠ける気もしますが、でもなんか良いセットリストだなあというのを、そこはかとなく感じましたね。

恐らく、デイヴが単独で日本に来ることは、今後も無いかも知れないけれども、デイヴがメインのステージというのも、やっぱり一度は観てみたいです。


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| Around The Kinks | 17:04 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
3日遅れのHappy Birthday
遅ればせながらデイヴ・デイヴィス様、お誕生日おめでとうございます。

3日ほど超過してのコメントになり、キンクスのファン・ブログとして大いに反省いたしております。

さて、それはともかく、昨年はあなたの大復活の声が聴けて、最高の一年になりました。

最近は少し大人しくなさっているようですが、それはやはり、お兄様との約束通り、作曲にでも専念なさっているからでしょうか?
とすれば、それが完成されたあかつきには、いよいよキンクスの復活ですね!


…というのは、いささか気の早い話ですが、でも、幾多のマスコミの煽りを受けて、こちらの期待はいやが上にも高まっております。

本当はお互いに大好きなのに、仲の悪いフリをする、例のゲームはそろそろおやめになって、今年こそ正真正銘のロックレジェンドの勇姿を見せてください。

それでは、この一年もお益々元気で、破壊力抜群のロックンロールをお願いします。


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| Around The Kinks | 17:25 | comments(8) | trackbacks(0) | pookmark |
Do It Again


 どこから手をつけていいやら
 呆然として
 訳も分からないまま
 来し方行く末を見失っている

 初心に帰ろう
 また一巡りするんだ
 毎日毎日目覚めてはこう言う
 もう一度やり直そうぜと 

 みんなどこに行こうとしてる?
 行き場を求めて堂々巡りだ
 何度何度も繰り返す
 起き上がり、外に出て
 もう一度やり直すんだ

 初心に帰ろう
 また一巡りするんだ
 毎日毎日目覚めてはこう言う
 もう一度やり直そうぜ

 今日こそはいい日になると君は思う
 世界は変わり もう一度やり直せる
 すべてをチャラにして
 一から全部やり直す
 君はそう出来ると言うが
 それがいつかは分からない

 初心に帰ろう
 また一巡りするんだ
 毎日毎日目覚めてはこう言う
 もう一度やり直そうぜ 

 時は過ぎて
 君は別の人生を歩みたかったと思う
 いつもと違う友達
 新しい服
 君は手直しをしてポーズを決めてみる
 新しい家 新しい車 新しい仕事
 目新しいことを探し回る 

 だけどそれは上っ面だけ
 寝てる間もあの声が叫び続ける
 戻って来い 戻って来るんだと 

 初心に帰って
 さあ、やり直そうぜ
 初心に帰って
 そいつをもう一度始めるんだ

 初心に帰って
 さあ、やり直そうぜ
 毎日毎日目覚めてはこう言う
 もう一度やり直すんだと
 毎日毎日目覚めてはこう言う
 そいつをもう一度始めるんだ


デビュー50周年の2014年を迎えて、いよいよキンクス・リユニオンが盛り上がりを見せていますね。

最新のUncut誌などは、表紙にディヴィス兄弟の写真をアップで掲載しながら、「KINKS REUNIOND?」と、いかにも思わせぶりな特集を組んでいて、それで、これがひとつのきっかけとなって、各国のキンクスファンは、あたかも再始動が、今や目前に迫っているかのように、色めき立っているのであります。

加えて、そんなところに持って来て、デイヴ先生も、自身のFacebookで「僕と彼女は、レイと彼のガールフレンドと一緒に、ベジタリアンカレーで楽しい時を過ごしたよ。それは2014年の素晴らしい幕開けになった」なんてことを言い出したものだから、それにますます拍車をかけてしまったのです。

ところで、僕は気付いてしまったのだけれども、キンクスというのは1984年以降、なぜか10年の節目ごとに、何らかの事件に遭遇するバンドなのでありますね。

と言うのはすなわち、1984年のミック・エイヴォリー脱退。
10年後の94年は(今のところ)最後のスタジオ・アルバム『Phobia』リリース。
その更に10年後の2004年には、デイヴの脳梗塞発症。

それに、改めて言えば、彼らのデビューは1964年だったわけで、だから、キンクスは末尾に「4」の付く年が来るごとに、何らかの歴史の転換を図ってきたのです。
(ただ、このデビューを除けば、他はみなマイナスな事件ばかりなのが気にはなりますが、それはともかく…)

ともかく、今年は2014年。
となれば、これはキンクスからの、再始動を含む、何らかのアクションを期待せざるを得ないですよね!

さあそれでは、この際、今年キンクスの復活が決定したと仮定しちゃいましょう。
じゃあそれは、一体どんな形でやって来るのでしょうか?

これについては、みんなあんまりイメージにしてないようなので、ここでちょっと言っておくけれども、僕としては、こちらの記事がそのヒントになるんじゃないかと考えています。

記事の中に、ABCラジオによるレイ先生へのインタビュー部分があって、その内容を引用させてもらうと…

「僕は彼の声のために、それから彼のギターサウンドのために曲を書くのが好きなんだ。だから、今後Americanaのサウンドトラックを作るとしたら、デイヴにプレイして欲しい、いくつかのトラックを用意する。僕たちはそこから始めて、それが上手く行くかを見極めたいと思ってるんだ」

つまり、レイ先生の構想としては、いきなりキンクスを復活させるのではなく、まずは自分のプロジェクトにデイヴを引っ張り込んで、そこから徐々にキンクスにまで持って行こうとしているようなのです。

そのきっかけがAmericanaだという。
なるほどそう考えれば、昨年レイ先生が音楽そっちのけで、あの本のプロモーションにかかりっきりになった訳も、理解できるというものです。

ただ、あの負けん気のデイヴ先生が、嫌な兄貴のソロになんか手を貸すかどうかは疑わしいですが(Return To Waterlooの時は結局参加しなかったし)、でも、これはちょっと実現して欲しいなあ。
そして、それが次のキンクスに繋がって行くというね。

いや、まあ、今年は「ローラ」のデラックスや「ショービズ」のカーネギー・ライブ完全版などの噂もあって、その宣伝用に、いつものレイ先生のリップサービスが、今回も炸裂しているだけかもしれない。
過剰な期待は禁物ではあります。

だけど、それを割り引いても、2014年のキンクスには、きっと何かが起こるはず。

アニバーサリーイヤーは、まだ始まったばかりです。


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| Something Else | 10:29 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
2013年を振り返る


毎度お馴染み、年末の振り返り記事であります。

昨年は、ロンドンオリンピックや、レイ先生の来日のような、日本にいても実感できる、派手なニュースの多い年でしたが、今年はどんな年だったでしょうか。

実は、あのオリンピックの閉会式以降、昨年の秋くらいから、キンクス関連の話題というのは、非常に乏しくなっておりまして、うちのブログとしても、今年2月中旬あたりまでは、ネタに困って青息吐息の状態でした。

そんなところに、ようやく2月の末になって入って来たのが、「Lola」と「Muswell Hillbillies」のデラックス・エディション発売のニュース。
ただ、これは当時はまだまだ未確認情報で、ネタとしてはちょっと小粒でしたね。
実際「Lola」は未だにリリースされていないみたいですし。

ところがそんな中、3月末に飛び込んで来たのが、正真正銘のビッグニュース。デイヴ・ディヴィスのステージ復帰情報。
続いて4月には、ニューアルバムのリリース情報も出て、うちでもこの時期、デイヴの話題が一気に満載になりました。

なにしろ、2004年6月に脳梗塞で倒れて以来、デイヴの健康不安は、まる9年もの間ずっとささやかれていたうえに、2010年には一旦アナウンスされたアメリカツアーが、ドクターストップで中止になるという前例もあったりで、だから今年の彼の復帰劇というのは、ファンにとっては、これはもう大変な朗報だったわけです。
だって、キンクスが再始動するための、最大の障害が消え去ったということですからね。

だから、5月の末から実際にツアーが開始され、同時にニューアルバム「I Will Be Me」がリリースされるに及んで、この時期、僕もちょっとしつこいくらいにデイヴの話題を書いてしまったのでした。

そのようにデイヴが活躍する一方で、昨年までキンクスの話題の中心だったレイ先生は、上半期ほとんど沈黙しています。

例年行っていた、英米を回るソロツアーも、今年はやらなかったみたいだし、ステージといえばいくつかのフェスへの出演のみ。
個人的には、これは復活したデイヴの引き立て役に回る作戦なのか、と勘ぐったりしましたが、とにかくレイ先生はおとなしかった。

今年の先生の話題といえば、10月に上梓された、著書のAmericanaのみでありまして、この前後は本のプロモーションにかかりっきり。音楽家としてのレイ・ディヴィスは本当に影の薄い印象でしたね。


さて、そうした個人個人の活動とはまた別に、今年もまた盛り上がりを見せたのが、毎年恒例の再結成トークでした。

ただ、毎年恒例と言っては確かにそうなんだけれども、今回のはやはり来年がキンクスデビュー50周年ということで、例年よりもやや真実味がありました。

というのも、こういう話は、普通はレイが口火を切って、来週にはデイヴと会うだの、デイヴ抜きでツアーに出るだのと、マスコミを散々煽った挙句、最後にはデイヴに、そんな話は全く聞いてない、とか言われて終わるのが通例なのですが、今年のはどうも様子が違っていたのです。

6月頃に行われたインタビューでは、再結成は全く分からないと答えていたデイヴが、9月になると唐突に、夏の間にレイと今後に向けての話し合いをした。キンクス再編の可能性は50/50であり得ると発言します。

その後、10月にはレイ先生もBBCのニュース番組に出演して、これを裏付けるかのように、二人で新しいものを作ろうと話してる、的な内容の発言。

更にはデイヴからの、レイと打ち合わせた通り、(キンクス再編に向けて)いま曲を書いているところだ、といった発言。

こうした一連の話題は、デイヴの口から「12月に二人で会う」という方向性だけが示されたまま、現在そこでストップしている状態ですが、もしもその話が進んでいるとしたら、今頃には既に会談は終わっているはず。

泣いても笑っても、あと数日でやって来るアニバーサリー・イヤー。
なんか、海外のサイトとか、キンクス関連のフォーラムなどでは、来年の活動再開は、既に規定路線みたいになっている感じなんですが、果たしてディヴィス兄弟は、どんな結論を出したのか、しばらくはその行方に注目ですね。

ただ、因みに申し上げておきますが、レイ先生に関しては、来年3月から「Americana Storyteller shows」と銘打った、朗読と歌と映像からなるステージの、、小規模なツアーを行うようで、だから、年明けからいきなりキンクス再開というような心算は、今のところなさそうです。


というわけで、今年も一年、キンクス日和にお付き合いいただき、ありがとうございました。

また来年もキンクスのニュースと、あと可能であれば、暇を見つけてPreservationアクト2の全曲訳にも取り組んでみたいと思っておりますので、たまには覗きに来てやってください。

それでは、皆さん良いお年を!


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| Something Else | 00:40 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
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