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Village Green Preservation Societyと節電の夏

 僕たちは村の緑を守る会
 神さま、ドナルド・ダックを
 ヴォードビルやバラエティーをお守りください

 僕たちは「やけくそダン」鑑賞会
 神さま、苺ジャムや
 いろんな品種のジャムをお守りください

  古いしきたりを粗末にせずに
  新しい流儀も守り育てよう
  僕と君のために
  それ以上のやり方はあるかい?

 僕たちは生ビールを守る会
 神さま、ミセス・モップと
 老母ライリーをお守りください

 僕たちはカスタード・パイ賞味会
 神さま、ジョージ十字勲章と
 その受章者たちをお守りください

 僕らの英語はシャーロック・ホームズ訛り
 神さま、フー・マンチュー博士やモリアティー教授
 ドラキュラ伯爵をお助けください

 僕たちはオフィスビル排斥連盟
 神さま、小さなお店や
 チャイナ陶器や処女性をお守りください

 僕たちは摩天楼建設反対同盟
 神さま、チューダー朝の屋敷や骨董机
 ビリヤードをお守りください

  古いしきたりを粗末にせずに
  新しい流儀も守り育てよう
  僕と君のために
  それ以上のやり方はあるかい?

 神よ!村の緑を守り給え


しばらく関東から出ていないので、西日本や北海道の様子がどうなのかは分からないけど、こと東京に関する限りは、今や街を挙げての節電モード全開中であります。

都内は大体どこに行っても、駅でも、お店でも、あと街灯とかも、「間引き照明」と言うのか、蛍光灯の2本に1本が消えてます。だからいつも薄暗い。
あと、冷房が抑えられているので、外出時にどこかのビルに入って涼もうと思っても、以前までのような急速冷却効果は期待できません。
それと、駅のエスカレーターとか、商業ビルのエレベーターなど、基本的にはこれも間引き運行です。

先日、ある百貨店の8階で、バーゲン本の催しがあるというので行ってみたのだけど、とりあえずエレベーターの半数以上は停止中。
動いているEVにしても、なかなか上から降りてこない。
それでも一応目的地は最上階なので到着を待っていると、案内嬢がにこやかに近づいてきて
「お客様、本日は何階をご利用ですか?」
「えーと、あのねえ、8階ですよ」
僕はこの時点で、そんな上の階に行くのだから、EVの使用は当然と考えている。
ところが、ここで受付嬢がとびきりの笑顔を作って言うことには
「あ、それでしたらお客様、あちらのエスカレーターをご利用いただいた方がよろしいかと…」
いやいや、普通2階とか3階に行く分にはエスカレーターが早いで納得はするよ。だけど、僕の行くのは8階なのである。
でも、これが最近のスタンダードであるらしい。受付嬢はあくまでもにこやかである。

で、まあ乗りましたよエスカレーター、最上階まで。
これ、どう考えてもあのままエレベーター待ってた方が早かったよな、とか文句っぽいことも思いつつ…


…でも全然これでOKなのだ。

街が薄暗いとか、蒸し暑いとか、エスカレーターがめんどくせえとか、あと家でも小まめに電気消すとか、この程度の不便で済むのなら、別にこのままで良くないですか?

こういうことに詳しくないのでアレなのだが、現在東京電力の管内で稼働している原発は、柏崎刈羽の4基だけなんですか?
多分そうですね。
すると残りの13基が動いてなくても、この程度の我慢でとりあえずはやっていけるということだ。
もっと言えば、建物入り口の自動ドアとか、あれ別に手動でもそんなに不自由しない気もするし、他にも要らない電力って相当あるんじゃなかろうか。

今まで何も考えず、馬鹿みたいに享受してきた電力万能で便利な社会を見直して、ちょっとだけ昔に戻すだけで、今よりもずっと確実な安心安全が手に入るなら、そんなの安いもんじゃないかと思う。
もちろん、製造業をはじめとした産業界には別の見解もあるんだろうし、お年寄りやハンディキャップのある方への不自由の強要は是認できないという意見だって当然出るだろう。
それは分かる。
ただ、それはあるにしても、街中でのちょっとした不便くらいなら、こんなの不便でも何でもねえぜ。


ところで、話は全然変わりますが、僕は今までずっと考え違いをしてきたみたいなのだけれど、レイ・デイヴィスは「Village Green Preservation Society」で、新しいものはダメだなんて、一言も言っていないのだということに、最近になってようやく気付いたのです。

僕が今まで目にしてきた
 Preserving the old ways from being abused
 Protecting the new ways for me and for you
の部分の翻訳は、歌詞カードを見てもネットを見ても
「古いものを新しいやり方から守り抜く」
という解釈が多かったように思うのだけれど(それとも僕が勝手にそういう歌詞だと思い込んでいたのだろうか?)、これは「古いもの=善、新しいもの=悪」という図式ですよね。

ところが、今回僕が気付いたのは上に訳した通りであって、つまり
「古いものを守りつつ、新しいやり方を育てて行こう」
というもの。
だから「古いやり方も善、新しいやり方も善」。
おそらくこれがレイの言いたかったことに違いないだろうと。

考えてみれば、そもそもレイ・デイヴィスみたいな人が、そこまでストイックに「古いしきたりを尊重しなさい」なんか言うわけもない。
現にこの歌詞でだって、ジョージ十字勲章やチューダー朝の家と並んで、ドナルド・ダックやフー・マンチューみたいな、一種のポップカルチャーを「お守りください」と言っているくらいだ。


話を戻すと、今年の夏は電力不足が喧伝されて、上にも書いたような「節電の夏」になっているわけだけど、そんな中で面白いなと思うのは、すだれとか、扇風機とか、扇子みたいな「古き良きもの」が見直されているという事実。
それが先進の節電グッズと共存している。

ただ、ここで重要なのは「扇風機は善、エアコンは悪」では全然ないということだ。
「扇風機も善、エアコンも善、だから両者が場に応じて補いあっていけば良い」

それは何故かと言えば

 僕と君のために
 それ以上のやり方はあるかい?

だからなのである。

思えばこうした事態に陥るまでは、「エアコンは善、すだれや扇風機は古臭いから悪」という風潮が、僕たちの中にありはしなかっただろうか?


今の日本の現状と、この「Village Green …」を結び付けるのは、少々強引かも知れないけど、それでも今から45年も前にこれを書いたレイ・デイヴィスは、間違いなく先見の明を持っていた。
その時代には理解されなくて、変人扱いすらされてきたけれども、やっぱり彼は凄い人だったのである。


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| Complicated Life | 19:47 | comments(4) | - | pookmark |
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コメント
私は今、関西に住んでいますが、こちらもとにかく節電です。

百貨店の食品売場で販売をしていますが、常温をこえているのでは、との苦情が絶えません。

冷房のきき具合のために、他の百貨店へお客さんが流れてしまいました。

Village…は、確かによく「古いは良い、新しいは悪い」ニュアンスで訳されているような気がします。

「古いものを守る」考えは、まさに今の日本で行われていますね。
レイ先生…若い時から深みがありすぎます…!
| rosalyn | 2011/07/19 8:33 PM |
rosalynさん

関西にお住まいだったんですね。

>他の百貨店へお客さんが流れて
僕の勝手な想像ですが、関西の方だと「暑い、寒い」みたいな目に見えないサービス面にも、非常にドライなイメージがあります。
だから、なんというかイメージ通りの光景です。

食品を扱うとなると、温度管理にも気を使いますね。
節電の夏は、確かにイタイ面もありますが、逆にこの暑さを楽しんでいくしかないですな。
| Pandaboy | 2011/07/20 12:29 PM |
僕はこの夏が、便利なものに依存しきっていた生活を変化させるいい機会だと思っています。
人間は懲りないと動かない生き物ですからね。
ま、言ってみれば禁煙やダイエットと一緒で、そうせざるを得なくなって初めて具体的に突き進んでいけると思うからです。

一般的なレベルでも出来る事を実践して行くことが、これからに繋がっていくんじゃないかと思います。
身の回りの生活習慣をある程度縮小&合理化させるだけでも、随分違うと思います。

8月になったら、家にいる時は自分の部屋から出て、居間だけエアコンつけて家族でコロコロしてようかなと考えています。
オヤジとお袋と、そして愛犬とでね(笑
あと、部屋の窓にすだれをかけようとも考えています。
直射日光も抑えられるし、風も入るし、全裸になっても見られずに済むし(爆笑

それぞれがそうやって生活を見直していくことで、あの忌々しい棒状の怪物の入った箱を減らしていければと願っています。

>まあ乗りましたよエスカレーター
僕はエレベーターにすし詰めにされるのが嫌いなので、元々エスカレーター派ですので、十階くらいならへっちゃらです。
サンシャイン60とかはさすがに途中で息切れしそうですが、幸い地方なのでそんな代物はありませんし(笑

古いものと新しいもののそれぞれの良いところを活かして悪いところを補完し合い、地に足を着けてじっくりと動いていけるといいなと。

書き上げるのに1時間近くかかってしまった(笑
実はもっと長かったんですが、とりあえず悲観的な部分を外しました。

それはそれで、いつかまた語る時があるかもしれません。



| Graham | 2011/07/20 6:06 PM |
Grahamさん

一応エンターテインメント系のブログである手前、本文ではやや前向きな書き方をしていますが、僕は日本の置かれた現状に関して非常に悲観的です。

今日現在のニュースで、原発から200km離れた岩手でもセシウム汚染された稲わらが見つかったとあります。
原発から200km。東京も大体そんな距離にあります。
ということは、普通に考えれば放射性物質は東日本のほぼ全域に行きわたっているということです。
東日本の農作物、畜産物、それに恐らく魚も、すべて安全性を疑ってかかるのが妥当でしょう。

この夏は節電だということで、日よけのためにベランダでゴーヤを栽培するのが流行だそうです。
しかし、原発200km圏内の人がこれをそのまま食して良いものか?
近年ブームの家庭菜園もまたしかり。
しかし、誰もそのことに触れないのが不思議です。

ニュースを見れば、海にもプールにも子供たちが溢れています。
ここにも僕は、非常な違和感を感じます。

放射性物質による影響は10年後、20年後に徐々に出てくると言われます。
今現在、周囲に何らの異変を感じないからと言って、見ない振りをして笑って過ごして良いものなのか。
平和と安全になれた日本人は、こうしたことにあまりにも無自覚なのか、それとも笑って受け流す以外に道がないことを悟っているのか。

残念ながらこの僕も、笑って受け流すのが得策だろうと、こうしたブログで一種の現実逃避をしているわけですが。
| Pandaboy | 2011/07/21 12:44 PM |
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