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Village Green 全曲解題2「Johnny Thunder」


 ジョニー・サンダーは水の上に住んで、稲妻を食べて生きている
 ジョニー・サンダーは誰とも関わらないし、お金だって欲しくない
 町中のみんながみんなジョニーを理解できないけど
 やっつけようとも思わない
 ジョニー・サンダーは誰とも話をせずに、戦い続けてる
 可愛いへレナだけがジョニーのために祈るんだ

 Ba ba ba ba ba ba ba
 かみなりと稲妻
 Ba ba ba ba ba ba ba
 かみなりと稲妻

 みんなはベストを尽くそうとするけれど
 老いたジョニーは
 他の奴らみたいにはくたばらないと誓ってる
 ジョニー・サンダーは稲妻みたいにハイウェイをぶっ飛ばす
 それでも可愛いへレナは言う
 「神様ジョニーをお守りください」

 Ba ba ba ba ba ba ba
 かみなりと稲妻
 Ba ba ba ba ba ba ba
 かみなりと稲妻


ジョニー率いるバイカー集団が、オートバイ・レースのトロフィーを盗んで、小さな町にやって来る。傍若無人に振る舞う彼らには、町の保安官さえも手を出せない。
無愛想だが根は優しいジョニーは、保安官の娘でウェイトレスをしているキャシーを気に入るが相手にされない。
やがてやって来た別の暴走族と、町中でトロフィーの争奪戦を繰り広げるジョニー達に、住民の怒りは高まって行く。
ある夜、ジョニーは、キャシーがオートバイの男に襲われそうになるのを救う。このことでジョニーの優しい一面に気付いたキャシーは、彼に好意を寄せるようになるが、不器用な彼はどういう態度に出て良いか分からず、キャシーを怒らせてしまう。
このやり取りを見ていた町民の一人が、ジョニーがキャシーを襲ったと誤解したことから、怒りを募らせていた他の住民達も押し寄せて、ジョニーにリンチを加える。
郡警察に捕まったジョニーだったが、キャシーの弁護で無罪となり、仲間とともに町を出て行く。
その後、ひとりだけで町に戻って来たジョニーは、キャシーに好意を伝えようとするが上手く言えない。コーヒーを飲みながらキャシーにほほ笑むと、それだけでバイクにまたがり、再び町を出て行く。


というのが、1954年に制作された、マーロン・ブランド主演のアメリカ映画「The Wild One 乱暴者“あばれもの”」のあらすじです。
(いやいや、あらすじ「らしい」です。すいません、ホントは観てませんwww…)

他人とトラブルを起こすけれども、実は心優しいナイーブな男、という主人公の性格設定は、「理由なき反抗」を初めとする様々な青春映画に受け継がれていきますし、劇中の、黒の革ジャンにオートバイというマーロン・ブランドのファッションも、ジェームス・ディーンやプレスリーに影響を与えたということなので、だからこれは、後のカウンター・カルチャーの出発点みたいな映画のようですね。

ただ、1954年制作の映画ながら、その反社会的な内容から、イギリスでは長い間公開が禁止され、ようやく許可されたのは1968年になってからでした。
1968年ということはつまり、The Village Green Preservation Societyが制作された年です。

というわけで、僕は、Johnny Thunderの下敷きとなっているのは、恐らくこのThe Wild Oneなのだろうと思います。
主人公の名前がジョニー(フルネームはジョニー・ステイブラー)であり、彼の愛車がトライアンフ・サンダーバード。ふたつ合わせれば、つまり『ジョニー・サンダー』となるわけで、やはりレイ・デイヴィスがこの映画から何らかのインスピレーションを得ていることは、まず間違いのないところでしょう。

映画のエンディングで町から去って行ったジョニーでしたが、では彼はその後どうなったんだろうかと考えると、町民とは微妙に和解して、お互いにつかず離れずの関係を築き、相変わらずバイクは乗りまわすけれども、決して暴力的なわけではなく、そんな姿をキャシー(ヘレナ?)が陰ながら見守るという、この曲のような世界観も有りなんじゃないかと思いますが、どうでしょうね?


さてそれでは、どうしてVillageGreenのアルバムに、このバイカーの話が入っているのでしょうか?

僕の推測はこうです。
ジョニー・サンダーは、アルバムの主人公となる少年に影響を与えた人物。
少年は、村人から変人扱いされているジョニーに、大人たちの目を盗んで会いに行き、そこで音楽を学びました。
何故なら、ジョニーはバイカーであると同時に、ロックンローラーであったからです。

いや、ジョニー=ロックンローラー説というのは、僕が言ってるんじゃなくて、レイ・デイヴィスが後に「Preservation act機廚婆世蕕にしていることですからね。
どのくらいの時期にどんな活躍をしたとか、ここで詳しいプロフィールを書くと、あとで書くことが無くなるので止めときますけど、とにかくそういうことになっている。

少年はジョニーからロックンロールと、アウトロー的な人生観を学び、長じて彼のように生きようと決心します。
そう、まるであの(ニューヨーク・ドールズ → ハートブレイカーズの)故ジョニー・サンダースのように。

よく映画や小説で、ひとりの人物の成長を描く作品には、必ず彼(もしくは彼女)に影響を与える人物が出て来るでしょう?
だからVillageGreenのこのアルバムでは、ジョニー・サンダーがその役目を担っているんじゃないだろうか。
そして、彼に影響された主人公は、やがてミュージシャンを目指し、村を出て行く決心をするに至ったんじゃないかなあと、僕は考えるのであります。


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| VillageGreen全曲解題 | 23:22 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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コメント
いやあ、本当に楽しく読まさせて頂いてます。ちなみに、キンクスの熱心なファンは皆マニアックな方ばかりだと思いますので、pandaさんほどの内容の濃さが我々読者にもちょうどいいかと思います笑

私事なのですが、夏にイギリスに帰った際に田園湖水地方コッツウォルズに行きまして、ハチミツ色の小さな建物がいくつかだけある小さな村をいくつか回ったのですが、ちょうどその場所で私はVillage Greenアルバムを聴いていました。というのも、Village〜はロンドンの街なんかじゃなくて、どうしても田舎で聴きたかったもので。


イギリスの田舎。それこそ文字通りのVillage Greenでこのアルバムを聴けたのは最高の思い出です。
PS
ロンドンの街ではSomthing Elseばっか聴いてました
| ノリアン | 2012/03/11 1:34 AM |
ノリアンさん

>ファンは皆マニアックな方ばかりだと思います
僕もこれは十分に認識していまして、だから記事を書き上げて、更新ボタンをクリックするたびにガクブルなんです。
今回こうしたコメントをいただいて、ちょっと一安心しております。

>夏にイギリスに帰った際に
そうそう、ブログで色々読ませていただきました。
そうですね、コッツウォルズあたりだったら、Village Greenが心に染みるでしょうね。
僕も十年以上前にイギリス行ったときに、ロンドンをちょっと離れると、車窓から緑の丘陵に羊なんかが草を食んでいるのが見えて、ああこれがVillage Greenなんだなあ、と感激したことを思い出します。

>ハチミツ色の小さな建物がいくつかだけある小さな村
余談ですが、この表現好きです。目に浮かびます。
| Pandaboy | 2012/03/11 9:43 AM |
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