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ウォーレン・ジボンが教えてくれた「人生には落ち込んでいる暇なんかない!」

 いくつかトラブルだったり、思い通りに行かないことが重なって、実は相当にヘヴィな1週間だった。

『VILLAGE GREEN PRESERVATION SOCIETY』を聴いてもいつものようには立ち直れず、例の100円で買ったキンクスの『Ultimate Collection』を聴いて何とか気を紛らわしていたのだがそれでも駄目で、いっそのこと別のアーティストを聴くことにして、セレクトしたのがウォーレン・ジボンの『SENTIMENTAL HYGIENE』だ。

ウォーレン・ジボンと言って、今となってはどれほどの人が知っているだろう。
「ロック界のペキンパー」とも呼ばれ、リアルで無骨な作風の名盤を数多く残しながら、2003年に56歳で世を去ったアメリカのシンガー・ソングライターだ。

ロシアからの移民で、プロのギャンブラーの家庭に生まれた彼は、ロサンゼルスを拠点に音楽活動を始め、1969年にソロデビューをするものの、これが全く売れずに、早くも半ば引退生活を余儀なくされる。
およそ7年のブランクの後に、旧友のジャクソン・ブラウンのとりなしでアサイラムと契約し、通算5枚のアルバムを発表するも、これまたほとんど全敗状態。1982年にはアサイラムからもクビを宣告されて、このショックからアル中となり、療養施設に送られたりもしている。
またもや5年間のブランクを経て、そのどん底の時期から脱するべく、REMやニール・ヤング、ボブ・ディラン、ブライアン・セッツァー、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのFleaといった錚々たるミュージシャンのサポートを得て完成させた復帰作が、この『SENTIMENTAL HYGIENE』である。
69年のデビューから18年目の作品ということになるが、その間の実に12年間を失意のうちに過ごしてきた人の音楽だ。

一言で言えば、まさに「地獄を見た者の歌」。
しかし、それは全く陰鬱なものではなくて、むしろ過酷な状況を跳ね返す力強さの塊のような音である。
ニール・ヤングがギターで参加して、グランジ・テイストを添える、気迫みなぎるロック・チューンのタイトル・ソング。
ブライアン・セッツァーがバックアップする、50年代型ロックン・ロールの進化形といった風な『TRUBLE WAITING TO HAPPEN』。
ジョージ・クリントンがアレンジを施し、Fleaがベースで参加して、珍しくビルボードのHot Dance Club Playチャートで18位を獲得した『Leave My Monkey Alone』。
更には、心底泣ける『RECONSIDER ME』と『THE HEARTACHE』の2つのラブ・ソング。
全てが美しく、全てが力強い、魂のこもった名曲揃いの一枚だ。


ウォーレン・ジボンは本作の後、レコード会社を変えながら、地道な活動を続けるが、2002年に末期の肺癌、余命3ヶ月であることを告知されてしまう。

それから彼は、自分の残りの人生を最後のアルバム創りに賭ける。
そこに集まった沢山の友人たち。
ブルース・スプリングスティーン、ライ・クーダー、ドン・ヘンリー、ジョー・ウォルッシュ、ティモシー・シュミット、トム・ペティ、デビッド・リンドレー、ジム・ケルトナー、ジョン・ウェイト、エミルー・ハリス…

しかし、そのアルバム『The Wind』が完成した1ヶ月後の2003年9月、彼は自宅で仮眠をとったまま、還らぬ人となってしまった。


大きな成功、世界的な名声とは無縁の彼の一生である。
けれども、彼には、ここに挙げた以外にも、彼のバックアップならば喜んで引き受ける、多くのミュージシャン仲間がいた。ジェリー・ガルシアやデイヴ・ギルモアなど、なぜこの人達が?と驚きを禁じえないタイプの人達すら、この輪の中にはいたのである。
そして、もちろん決して数は多くないだろうけれども、彼を愛してやまない熱狂的なファンもいた。

長い不遇やアルコホリックな自分自身と戦いながら、おそらく幸福な人生を駆け抜けたウォーレン・ジボン。

彼の歌は、僕にこう教えてくれる。
「つまらないことでクヨクヨすんな!人生には落ち込んでる暇なんかないんだよ!」
おそらく人一倍の落ち込みを経験し、そこから這い上がってきたジボンである。
不良親父の説教のようでもあり、大人の男の真面目な忠告のようにも響くサウンド。

どちらにしても、僕は分厚い手で背中をバシーンと叩かれたような気分になった。


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