CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
amazon
キボウのカケラ
LinkShare
アフィリエイトならリンクシェア
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< わかる人にはわかる途中経過 | main | 2012年を振り返る >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
Village Green 全曲解題15「Sitting By The Riverside」
 川のほとりに腰をおろして 両手を大きく広げてみる
 ああ僕は自由だ 世界を制した気分だよ
 そして僕は目を閉じるのさ

 愛に温かく包み込まれて 僕は満ち足りている
 穏やかなまま 静かなままでいさせておくれ
 ああ僕は満足だ 完璧な人生だよ
 そして僕は目を閉じるのさ

 川のほとりに君と一緒に腰をおろして

 川のほとりに腰をおろして
 流れる水を眺めているのが好きなんだ
 なんともこれは 天国にいる気分だね
 柳の木みたいにゆらゆらしてさ

 景色を眺めながらワインを飲んで
 時をやり過ごすのさ


今年の2月に、本当は半年くらいで終了させるつもりで始めたこのVillage Green解題シリーズですが、予定を大幅に延長して、ようやくここに第一弾の完結となります。

スタートしたのが今では遠い過去のようで、最初の頃に何を書いていたのか、書いた本人も忘れてますから、読んでくださった皆さんも、流石にわけ分からなくなっているものとお察しいたします。


さて、最後に取り上げるこの曲については、もうさほど説明を要さないかと思います。
本編のアルバムで7番目に位置してはいますが、僕なりの解釈では、これは全体のエンディングにこそ相応しいものだと思います。

古い言い伝えや慣習の残るヴィレッジ・グリーンを、スターを夢見て飛び出した青年が、ロック界に身を投じて喧噪の日々を送る。
やがて、都会の生活に疲れ果てた彼は、恋人を連れて村に戻るが、以前には古くさいとばかり思っていた、村に伝わる伝統の中にこそ、未来への指針があるのだということに初めて気づく。
そのことを悟って安定した精神を取り戻した彼は、恋人と一緒に川辺に座って、満ち足りた気分で時を過ごす。

と、僕はアルバム全体をこのような流れで捉えてみたのですが、皆さんの解釈はいかがでしょうか?


ところで、作者であるレイ・デイヴィスは、ヴィレッジ・グリーン・プリザベーション・ソサエティの鑑賞については、基本的には受け手の側に委ねる意図を持っていたように感じられます。
だから彼は、アルバムの持つ意味について、あまり多くを語っていません。
ただ、その数少ない発言の中に、彼は僕たちがヴィレッジ・グリーンを理解するためのヒントのようなものを残してくれているので、それをアルバムの解説から引用させていただいて、紹介したいと思います。

「ヴィレッジ・グリーンは現実の世界から自分たちを守るために僕たちが頭の中に築き上げる世界なんだ。現実から逃避することや目を背けることが目的じゃない。ストレスを感じたとき、つらいことがあったときに自分自身の“ヴィレッジ・グリーン”を思い浮かべてみる。そういうことだ」

「皆が集まるクラブみたいなものだろうね。頭の中だけに存在するクラブだね。(中略)あのアルバムに関して何か書こうと思えばいくらでも書けるだろうけれど、あれこれ説明したいとは思わない。言いたいことはひとつだけだ。落ち込んだときはヴィレッジ・グリーンに思いを馳せればいい」

つまりは、僕たちがそれぞれの人生でつまずいた時、何かうまくいかなかった時、そういう時に頼りにする心の拠り所、希望のようなもの、それがヴィレッジ・グリーンだということですね。

確かに僕はいつもこのアルバムから、人を安らかな心にするための、何か特別な力を感じます。


さて、ここでひとまずヴィレッジ・グリーンの解題は終わますが、次への布石をひとつ書いておきます。

当時のレイ・デイヴィスには、辛い時に逃げ込むことのできる、もう一つのヴィレッジ・グリーンがありました。
それは、愛する妻ラサと幼い二人の娘に囲まれた、彼にとっての初めての家庭です。
アルバム発表から5年後、その家庭が崩壊してしまった時に、彼は突如としてヴィレッジ・グリーンの破壊を始めるのです。


いつもありがとうございます!
↓ 励ましの1日1クリック ↓ ★お願いします★
にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ

↓ 出来ましたらこちらのほうも↓ ★お願いします★

| VillageGreen全曲解題 | 16:56 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
スポンサーサイト
| - | 16:56 | - | - | pookmark |
コメント
初めてコメントします詳しい解説に脱帽しました この曲を好きな人が他にもいて嬉しいような悲しいような複雑な心境です 世界中がキンクス一色に染まる日がくるのを望んでいます ブログ頑張って下さい
| ただのしがない学生 | 2013/01/02 11:29 AM |
ただのしがない学生さん

はじめまして、コメントありがとうございます。

個人的に、ロックオペラの方のプリザベーションの内容を深く知りたいと思って、それでその前哨戦として始めた解説シリーズだったので、あまりまとまりもないままに好き勝手に書いてしまいました。
それをこのように褒めていだだくと、非常に何とも申し訳ないような気持ちです。

今後はいよいよ本編の解説に入るつもりでおりますので、どうぞたまには覗きに来ていただいて、またコメントなど貰えたら嬉しいです。
| Pandaboy | 2013/01/03 3:26 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kinkysound.jugem.jp/trackback/324
トラックバック