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デイヴ以外は全員オリジナル・キンクス再結成に肯定的なのかと思っていたら、なぜかダークホース的にピート・クエイフが「もう放っといてくれ!」みたいなことを言い出したみたいです。
はっきりとしたソースは判らないのですが、Dave EmlenさんのサイトにあるNews & Rumorsの記事で見つけました。
要約するとこんな感じでしょうか
「わしのワガママに聞こえるかもしれんけどなぁ、もうショービジネスの世界にはうんざりなんじゃ。友達や家族に囲まれて、今は望みどおり、過去のことを忘れることも出来ておる。デンマークの田舎や海岸の絵を書いて、同年配のじいさま達とおしゃべりする、こんな暮らしにわしは満足しとるし、幸せも感じておるんじゃよ」
いや、実際にこんなニュアンスで話していたかどうかは定かではありませんが、本文の行間からは、随分と老け込んでしまったピートの姿が浮かんできてしまいました。
ピート・クエイフという人は、昔から、結構ワガママな振る舞いの多かった人で、悪名高いデイヴィス兄弟の陰に隠れつつ、実はキンクスの中で最もひねくれた性格なのではないかと疑わしい人物です。
キンクス脱退と再加入を繰り返し、デンマークに渡ってデザイナーになったり、バンドを組んだり、まあ言ってみればモッズ崩れのボヘミアンみたいな印象なのですが、でもやっぱりオリジナル・キンクスとして、再結成には欠かすことのできないメンバーでしょう。
以前にミック・エイヴォリーの話として、ピートは透析を受けているから、再結成に加われるかどうか判らない、という情報があって、ちょっと危ぶんではいたのですが、今度は本人の口からのショービジネスには戻りたくない発言とあって、こりゃあ再結成も振り出しに戻るのかもしれません。
こうなったら、別にオリジナルでなくて良いから、レイ、デイヴ、それから、せめてミックのラインアップで「キンクス」を名乗り、活動再開される日を心待ちにしたいと思います。