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いよいよレイ.デイヴィスの新譜『The Kinks Choral Collection By Ray Davies』のアルバム・ジャケットが公表されて、何となく『フォビア』を思わせるようなタッチなのですが、これはウィリアム.ブレイクが1805年に描いた『God Writingupon the Tables of the Covenant』という水彩画で、モーゼの出エジプト記に材をとった作品なのだそうであります。
さて、ウィリアム・ブレイク…。
名前だけは知っていましたが、これまであまり深く追求したことのない人だったので、つい気になって調べてみました。
まあ一言で言えば、18世紀の芸術家ということになる訳ですが、詩作と絵画を共にこなすので、現代に至るまで、文学、音楽、絵画など様々なジャンルのアーティストからリスペクトされ続ける、物凄いカリスマ性のある方だったんですね。
とりわけロック・ミュージシャンへの影響は多大なものがあるみたいで、良く知られているところでは「ドアーズ」のバンド名が、ブレイクの詩から影響を受けたオルダス・ハクスリーの著作タイトル『知覚の扉』に由来する、という逸話でしょうか。
ウィキペディアをちょっと見ただけで、アトミック・ルースターやEL&P、タンジェリン・ドリーム、パティ・スミス、アイアン・メイデンといった名前がずらりと出てきて、それぞれがアルバム・ジャケットや曲の歌詞に、ブレイクの作品を取り入れていると書かれています。
試みに彼の詩を読んでみると、なるほど現代のアーティストが、こぞって彼を取り上げる理由もわかる気がします。
レイもアルバム・ジャケットにブレイクの作品を持ってくるくらいだから、彼の信奉者なんでしょう。
そこで、ファンとしては…、さて、どうしよう?
ネットに出回るブレイク評は、何だかやたらと小難しくて、とてもその著作を手にする勇気は無いわけですが、せめて絵画や詩でも眺めながら、レイの新譜に思いを馳せることにいたしましょうか。
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