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つい先ほど、加藤和彦さんがお亡くなりになったという一報があり、とても驚いた。
加藤さんについてはサディスティック・ミカ・バンドの、それも「黒船」のアルバム以外には、さほど熱心な聴き手ではなかったけれど、それでも結構なショックを受けている。
1970年代の前半という、日本のロックがまだまだ未熟だったその当時に、イギリスに渡りクリス・トーマスをプロデューサーに迎えてアルバムを創り、果てはロキシー・ミュージックと一緒に全英ツアーを敢行するという発想力、そして行動力。
もちろん、それを支える豊かな才能。
実はロックとは似つかわしくない、上品な歌い方をする人だったけれども、逆に言えば彼にとってのロックなんていうものは、フォークから出発して歌舞伎音楽までを手がけるに至る、広大な音楽世界の中のほんの一部に過ぎなかったのかもしれない。
しかし、どんな音楽をやっていても、その核にはいつも「日本の伝統音楽」が流れていたように思う。
演奏中のビデオを見ると、いつも表情は柔和な笑顔で、この人は本当に心から音楽が好きなんだなあと感じさせてくれたものだった。
キヨシローさんに続いて、日本からまた偉大な音楽家がいなくなってしまった。
日本のロックを(というよりも日本の音楽を)大きく前進させてくれたその功績に感謝をしつつ、加藤和彦さんのご冥福をお祈りいたします。
【追記】
記事をアップした後でニュースを見たら、どうも自殺らしいというので、悼む気持ちが少々薄らいでしまった。
自殺はだめだ。
ことに、他人に夢や喜びを与えて来た人間は、何があっても自殺なんかするべきじゃない。
しばらく前に「不良少年のメロディー」が映画化されるかも?って話を書きましたけれども、あれはボブキャット・ゴールドスウェイトの持ち込み企画によるもなので、レイたちの積極的な参加がどこまでなのか、微妙な部分もありますよね。
ところが一方で、今度はレイの発案で、X-RAYとかデイヴのKINKを原案にした、キンクスの伝記映画の話が進んでいるらしいのです。
監督としてレイ側が接触しているのが、アリスタ期の一連のプロモーションフィルムの制作で、キンクスファンには馴染みの深いジュリアン・テンプルというわけで、これは出来栄えに期待が持てるじゃありませんか。
古くはピストルズの「グレート・ロックンロール・スゥインドル」で名を馳せて、ごく最近も、2007年の彼等のライブを映像化したり、ジョー・ストラマーのドキュメンタリーを作ったりして、ロック寄りの活動を続けるジュリアン・テンプル。
「カム・ダンシング」をはじめとする印象的なPV制作で、キンクス絶頂期を作り上げるのに少なからぬ貢献をしてくれたり、映画「ビギナーズ」では、レイを主人公の父親役に据えたりして、僕なんかから見ると、キンクスファミリーの一員みたいな存在の監督ですけれども、その彼がキンクス側からの依頼で彼らの伝記映画を作るって言うんだから面白くないわけが無い!
先の「不良少年のメロディー」を含めて、2010年はデビュー以来45年以上を経て、遂に「キンクス映画元年」になることを予言したいと思います。
【今日のおまけ】
観たことある人も少ないかと思うので、「ビギナーズ」でのレイの出演&歌シーン。
センスの良いプロモーション・フィルムみたいでしょ!
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