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Life On The Road

しかし、レイ・デイヴィスという人は、ワーカホリックなんじゃないかと思うくらいよく働く人である。

昨年10月にスウェーデンやノルウェーなど9か所を回る北欧ツアーを行い、次いで11月にはロスやニューヨークなど、アメリカ8か所でのギグ、12月にもイギリス5か所でのコンサートを行っているから、2009年の後半は、移動やリハーサルで働きづめだったに違いない。

今年は1月から「カム・ダンシング」のミュージカル公演でイギリス各地を回る予定だったのだけれども、それがキャンセルになってしまい、これで少し休むのかと思ったら、今度は2月末から3月いっぱい、再びアメリカを回るツアーに出るという。

下のスケジュールを見てもらえばお分かりのように、3月には15公演が組まれていて、つまりレイは2日に一度はステージに立つという計算になる。
まあ、ストーンズのように、ステージ機材が何百トンというような規模ではないので、非常に身軽に動けるんだとは思いますが…。

なんか、昔にレイが撮った映画で『Return to Waterloo』というのがありまして、その中で彼はカメオ出演というのか、ストリート・ミュージシャンの役で、駅の構内でギター一本で歌うシーンがあったんですが、身軽さにおいては、今やっていることもそれと大して変わらないんじゃないかと。

かつて『Life On The Road』や『The Road』、或いはツアー先のホテルでのひと時の想いを綴った『Sittin' in my hotel』を書いて、生涯を演奏の旅に生きる決意を歌ったレイですが、まさか65歳になる現在でもそれを続けていようとは、本人だって考えていたかどうか?

それにしても、大々的にアナウンスをして有力なスポンサーを付けなければ、ろくにツアーも組めないストーンズのように巨大な存在にならなかったことを、今のレイはどう思っているのでしょう?
皮肉屋の彼のことだから、大して売れなくてよかったぜ!くらいのことを、虚勢でも何でもなくて、真顔で言ってそうな気がします。


Ray Davies Winter/Spring 2010 gigs

February
 26 Atlantic City
 27 Westbury
March
 1 Alexandria
 2 Annapolis
 3 Wilmington
 5 Scranton
 6 Hartford
 7 Poughkeepsie
 9 Binghamton
 11 Ann Arbor
 12 Cleveland
 13 Chicago
 20 Denver
 23 Phoenix
 24 Anaheim
 25 Agoura Hills
 27 San Diego


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| Around The Kinks | 23:07 | comments(0) | - | pookmark |
Do It Again

2008年11月5日の記事で取り上げた、Geoff Edgersという人の制作による、キンクスの再結成ドキュメンタリー「Do It Again」が、この度ロッテルダム国際映画祭(Rotterdam International Film Festival)で、ワールド・プレミアム上映されるというニュース。

ホ〜ッ!遂に完成したのか!
という感慨はともかく…。

あれっ?キンクスっていつの間に再結成されてたの?
それとも映画自体が未完ということ?

映画祭のサイトには、作品の紹介ページが用意されているけれども、何しろ文章がオランダ語なので何が書いてあるのかチンプンカンプン。
キャストにはスティング、ポール・ウェラー、ロビン・ヒッチコックなどの名前は並ぶものの、肝心のデイヴィス・ブラザースが見当たらない。

まあ、映画自体がキンクスのものなので、彼らの映像がまるで無いということはあり得ないとは思いますが、でも作品のテーマであるはずの、キンクスの再結成(再始動)が未だ実現されていないわけだから、なんのこっちゃ?の映画になっている可能性は大ですね。


ちなみに、チンプンカンプンの紹介サイトは、ロッテルダム国際映画祭のトップページから「プログラム・スケジュール」みたいなリンクを押して行くと、1月28日の19時15分のところから入れます。


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| Around The Kinks | 23:30 | comments(0) | - | pookmark |
愛と平和という誤解

ずっと以前に書いたと思うけれども、僕には「ミュージシャン活動期絶対主義」みたいな信条があるので、バンドの解散後、或いはアーティストの死後に出た編集盤の類には、僕は積極的には手を出さない。

例えばキンクスの『Picture Book』なんかは、バンドの中心人物であるレイ・デイヴィスが選曲しているということで、これはまあ、当事者の意思が込められているから許せるのだけれど、例えばジム・モリソンの死後に量産された、誰が選曲したんだか分からないドアーズのベスト盤であるとか、マーク・ボランの原曲をいじり回したTレックスREMIXといった類には、基本的には賛同しないし、聴く気も起きない。

ずっと以前に、ヨーコが選曲したと言われる「ジョン・レノン・アンソロジー」という4枚組のボックスがあって、僕としては上記の理由があり、「ビートルズ・アンソロジー」で懲りていたこともあり、更にはあまり好印象を持っていない、あのヨーコ夫人が選曲したという先入観もあって、当時は全く聴く気が起きないでいた。
ところが、昨年の暮れくらいに、4枚組からセレクトされた「ウォンサポナタイム」という、1枚もののアルバムを、リリースから何と12年後にして初めて聴く機会があり、これが僕の想像とは全く別の好アルバムであったものだから、実に単純な話で、これを契機にヨーコさんへの見方が一気に変わってしまった。

奥さんなのだから、思えば当たり前の話なのだが、この編集盤を聴くと、ああこれは、ヨーコさんは、ジョンのものの考え方というものを、よく言われる「愛と平和」だけではなくて、その喧嘩っ早いところも、意外と甘えん坊なところも、或いはちょっと情けないところまでも、実に深〜く理解されていたのだなあということが、今更であるけれども伝わって来るのである。

そもそも、僕のヨーコ夫人への苦手意識は、よく言われる「ビートルズ解散の原因を作った」などという、古めかしい理由なんかではなくて、彼女がジョンの死後、今に至るも連発してみせる「ジョンは愛と平和の人でした」という、あのお馴染みのコメントによる、ジョンの聖人化に限りない違和感を覚えたことに端を発しているのである。
であるからして、彼女の編纂によるこのアンソロジーも、そうしたジョンの「愛と平和の人」アピール満載のモノなのだろうと、勝手に高を括り、12年もの間、まったく耳を傾けることさえしないままだったのだ。

しかし、実態は全く違った。
もちろん『Imagine』的な楽曲も含まれてはいるものの、それよりも耳に残るのは、正式リリースヴァージョンよりもハードに歌われる『I'm Losing You』や、明らかな敵意を持って階級社会に怒りをぶつける『Working Class Hero』、平和主義者の仮面を捨てて昔の同僚を罵倒する『How Do You Sleep?』、急進的なフェミニズム闘争に共鳴の意を示す『Woman Is The Nigger Of The World』など、僕たちが「愛と平和の人」という言葉から一般に受ける、穏やかな聖人のようなイメージからは程遠い曲の方である。

しかしながら、それにもかかわらず、ヨーコはライナーの中で「これが私の知っているジョンです」と述べているのだ。
そうすると、彼女の知っているジョンは、好戦的で尖鋭的な男ということになる。
では、彼女によるこれまでの「愛と平和の人」発言は、マスコミ向けのリップサービスだったのだろうか?


などということをあれこれと考えているうちに、ようやくここに思い至った。
すなわち、ヨーコの言う「愛と平和」と、僕たちの解釈する「愛と平和」の間には、実に大きな隔たりがあるに違いない。

「平和ボケ」と揶揄される僕たち日本人にとっては、平和とは生まれた時から当たり前のように享受できるものである。
ところが、欧米を含む世界中の大部分の国々では、平和とは闘争の末に勝ち取らなければ、安易に手に入れることのできないものなのだ。

同じ日本人とはいえ、海外生活の長いヨーコ夫人は、当然そのことを知っている。
おそらく、数限りなく体験した人種差別、あるいは性差別、ビートルズを崩壊させたという半ば八つ当たり的な誹謗中傷。ジョンでいえばアメリカ移民局との法廷闘争。さらに視野を広げればベトナム戦争等々。ジョンとヨーコの周りには戦うべき相手が山積みであったけれども、彼らはこれらひとつひとつと対峙して、そして勝利を勝ち取って行く。
例えばそのようにして、言わば力ずくで奪い取るものが、欧米や他国における「愛と平和」であるに違いない。

一方、実は強大な軍事力に守られていながら「平和」と言えば「非暴力」が当たり前と思い、「愛と平和の人」と聞けば、博愛主義の聖人君子を思い浮かべてしまう、自分を含めた多くの日本人。


これは「愛と平和」という誤解である。
そして、この誤解は、ヨーコ夫人も僕たちも、同じ日本人であるという認識から生じているのだ。
何とも皮肉な話ではないか。


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| Something Else | 19:45 | comments(6) | - | pookmark |
Bad News

まさかとは思ってましたが…




今後のキンクスの活動を占ううえで、極めて重要なポイントだと思っていたデイヴのUSツアーが、主治医からのアドバイスにより延期となったみたいです。(あるいはキャンセルかも、と言う話もある)

デイヴのサイトに載ってますが、詳しいことは書かれてません。

ドクターストップってことは、デイヴはまだ完治してないんですね。
自分のソロツアーもままならないようなら、あの嫌な兄貴と一緒でストレスの溜まる、キンクスのツアーなんか尚さら無理だ!


このブログでは、去年の暮れに、浮かれて「今年はキンクス復活の年になる」とか言ってましたが、あれ全部撤回ね!

これで、多分キンクス復活は遠のいたと思いますが、今の希望は、まず第一にデイヴがステージに立てるまでに復帰すること。
全ては何しろそれからです。


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| Around The Kinks | 15:31 | comments(4) | - | pookmark |
謹賀新年
明けましておめでとうございます。

今年は個人的に、キンクスが何らかの形で再始動するんじゃないかと期待している年でありますので、更新の頻度も少しずつ上げていきたいと思っております。


とりあえず、昨年やると言っておきながら放り投げたままだった「キンクス・オールタイム・ベストアルバム」と「僕がオノ・ヨーコ肯定派になった訳」について、早めに準備を始めます。


今年もよろしくお願いします。
| Around The Kinks | 08:20 | comments(12) | - | pookmark |
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