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マスウェル&ローラ DXエディション情報
このところめっきり少なくなったキンクスネタを求めて、Dave Emlenさんのサイトを訪ねてみたら、リリースが見合わされていた「Muswell Hillbillies」と「Lola vs Powerman and Moneygoround part1」のデラックス・エディションが、ようやく日の目を見そうだという記事が出ていたので、早速ご紹介しときます!

そもそもこのEmlenさんのネタ元は、Andrew Sandovalという人のツイッターでありまして、それを見ると、1月10日付けの投稿で“マスウェルとローラのデラックスの仕事ができて幸せ!”みたいなことが書いてある。
ただそれだけのことであって、発売日とか内容とか、そういった情報は皆無なんですが、とにかくそういうことになっているらしい。
(具体的なことは、英ユニバーサルとレイの承諾待ちのようです)

ところで、僕もすっかり忘れてましたが、このAndrew Sandovalという名前がキンクス日和に登場するのは、実はこれで二回目だったんですね。
前回の登場は去年の3月で、「Kinks At the BBC Box」が間もなく出ますよ、というのをツイッターでつぶやいてたのを、勝手に引用させてもらってました。
つまりこの人って、毎回毎回リークみたいなことを書いてるわけで、よほど口が軽いのか、それともキンクスの仕事が出来ることが嬉しくて、舞い上がってるのか、そんなことは僕は知らないけれども、でも最近のキンクスの一連のリイシューに、深く関わっているのは間違いない。

そこで、WikiでAndrew Sandovalを調べてみたら、彼は今では色んなミュージシャンの再発モノのプロデューサーとして有名な人のようなんですが、その昔90年代の後半には、なんとデイヴのバンドに参加していたという記述を見つけました。
更に調べると「Unfinished Business」「Live At The Bottom Line」「Kinked」の3枚のアルバムにリズム・ギタリストとしてクレジットされているほか、最近でも「Hidden Treasures」の編集に立ち会ったりしているらしいので、つまり、彼はデイヴ繋がりのキンクス・ファミリーということになるんですね。
逆に言うと、よくまあレイが彼にキンクスの仕事を任せたな、という気も若干しますが、ちょっと珍しい立場の人です。


とりあえずリリース準備中らしいというだけで、それ以外の情報がまだ何もないもので、本格告知というわけにはいきませんが、それでもこれらがデラックスで出されるという噂は、2011年の2月くらいから出てましたから、もういい加減出さないとヤバいんじゃないかな?

既に発売となっている各デラックス盤の収録曲を見るに、今回もあまり目新しいアプローチは期待できそうにない気もしますが、それでも「マスウェル」とくればレコード会社はRCAになるわけだし、そしてそのRCAは、以前に出たBOXセットの「Picture book」では、未発表デモやヴァージョン違いなど、そういったお宝を一切出していないので、今回でそれが解禁となるか、ちょっとその辺には注目したいですね。

この件については、詳細が分かり次第、順次アップしていきます。


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| Around The Kinks | 20:04 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
好きなアルバムが多すぎて
年明けから、この最高傑作アンケートを引っ張っているので、今回の更新までにキンクス関連のニュースでも入れば、一旦あいだを開けようと思っていたのですが、いまだ何も出てこないので、同じネタで続けることにします。

僕が考えていたアンケート関連の記事は、まず第一弾が結果発表、第二弾がアルバム単体ごとのコメント紹介。そして第三弾が、複数のアルバムに投票した方々のコメント紹介だったので、だから今回のこれはアンケート記事のラストになります。
皆さんに参加してもらって、書き手としては楽チンだし、その割にブログランキング等での手ごたえがあり、ホントはまだまだ手放したくないのですが、いつまでもこのコンテンツに甘えるわけにもいきませんからね。

ということで、ほぼ投票者の皆さんにおんぶに抱っこで記事にした、自称「他人の褌で相撲をとるシリーズ」の最終回。複数アルバム投票者の皆さんのコメント紹介にまいります。


■自分が好きなアルバムです。
「Something Else」
「The Village Green Preservation Society」
「Arthur or the Decline and Fall of the British Empier」
「Lola versus Powerman and Moneygoround part1」
「Muswell Hillbillies」
「Schoolboys in Disgrace」
「One for the Road」

■とても一つに絞れない〜。
「The Kink Kontroversy」
「The Village Green Preservation Society」
「Arthur or the Decline and Fall of the British Empier」
「Muswell Hillbillies」
「Everybody's in Show-biz」
「Preservation act1」
「Schoolboys in Disgrace」
「Sleepwalker」
「Phobia」

■厳密に言えばフォビアと思うのですが、やはり一枚には決めがたく、直感でパパパッと7枚。
とにかく聴いてて飽きない。客観的に見ると、全体の統一感がとれてるヤツを選んだような気がしました。
「Face to Face」
「Something Else」
「The Village Green Preservation Society」
「Muswell Hillbillies」
「Everybody's in Show-biz」
「Schoolboys in Disgrace」
「Phobia」

■地味だけど、フォーキーでブルージーないい曲が多い「Kinda Kinks」。
ポップでメロディアスな曲で埋め尽くされた「Face to Face」。
ビートロック全開の「Live at Kelvin Hall」。
「Kinda Kinks」
「Face to Face」
「Live at Kelvin Hall」

■“キンクスを聴いたことがない人にこの一枚を”ということなら「Something Else」です。
好きなアルバムなら「Everybody'sinShow-Biz」です。
「Something Else」
「Everybody's in Show-biz」

■一枚だけってのはやっぱり無理です。
「Arthur or the Decline and Fall of the British Empier」
「Muswell Hillbillies」
「Give the People What They Want」
「To the Bone」

■17、8の頃にリアルタイムで聴いたってのが大きいですね。思い入れがあります…やっぱり。
「Muswell Hillbillies」
「Everybody's in Show-biz」

■ガレージっぽいのなら「The Kink Kontroversy」。
ぜひ歌詞もいっしょに楽しみたい「Something Else」。
聴けば聴くほど深みのある「Arthur」。
一番音がキンクスっぽくないけど、聴きこむと一番キンクスっぽい気がする「Muswell Hillbillies」。
サラリーマンなら心に沁みる?「Soap Opera」。
やっぱりロックバンドなので「One for the Road」。
この時期もいい曲多いのがわかる「State of Confusion」。
21世紀のバンドの作品といっても通用する?「Phobia」。
とにかくいい曲が多いバンドだってよくわかる「To the Bone」…
全然絞れません……すいません。
「The Kink Kontroversy」
「Something Else」
「Arthur or the Decline and Fall of the British Empier」
「Muswell Hillbillies」
「Soap Opera」
「One for the Road」
「State of Confusion」
「Phobia」
「To the Bone」

■「Something Else」はなんと言っても『Waterloo Sunset』が入っているから。
「Give the People 〜」は記念すべき初来日公演の直前に出たアルバムだし、『Better Things』が入っているから。
「Something Else」
「Give the People What They Want」

■「サムシングエルス」から「アーサー」までは、自分が思うに一番キンクスが好きな時代だった(ちなみに高校生だった)。
洋楽好きな友人達に変人扱いされてた。
「ワンフォーザロード」と「ショービズ」は、ライブが見たくて見たくて仕方ない時だったので繰り返し聴いていた。
「マスウェル」と「ヴィレッジグリーン」は、死ぬまで聴いていくマストアイテムです。
「Something Else」
「The Village Green Preservation Society」
「Arthur or the Decline and Fall of the British Empier」
「Muswell Hillbillies」
「Everybody's in Show-biz」
「One for the Road」

■単純に良く聴くアルバムを選んでみました。
「ヴィレッジグリーン」はみんな入れると思うので外しましたが、「サムシングエルス」は外せませんでした。
「Something Else」
「Arthur or the Decline and Fall of the British Empier」
「Muswell Hillbillies」
「Everybody's in Show-biz」
「Give the People What They Want」
「Phobia」

■キンクスを初めて聴いたアルバムが「Percy」なので、まずは一票。
どれも大好きなアルバムなので、最高傑作となると…
うーん悩んでしまいますが、特に好きなアルバムを選ばせていただきました。
「Face to Face」
「Something Else」
「Percy」
「Sleepwalker」

■RCA期〜アリスタ初期は、死んだら棺桶に入れて欲しい作品ばかり。
僕の青春の一枚ばかりです。
「Everybody's in Show-biz」
「Preservation act1」
「Soap Opera」
「Schoolboys in Disgrace」
「Sleepwalker」
「Misfits」

■1枚選ぶのは無理だから、パイ、RCA、アリスタから一枚ずつ選びました。
「Something Else」は文句なしでしょう。きっと票も集まるんじゃないかな?
「Soap Opera」はイマイチ地味だけど俺は大好きな一枚。「プリザベーション」とかと比べるとストーリーも分かりやすいし佳曲揃いの好盤。
「Give the People 〜」は初めてリアルタイムで聴いたキンクスのオリジナルアルバムなので思い入れが違います(その前に「One for the Road」は聴いてたけど)。これを引っ提げての初来日も忘れられません。
クリッシー・ハインドには足を向けて寝れないですね。
「Something Else」
「Soap Opera」
「Give the People What They Want」

■楽しいアンケートありがとうございます。週に1日はキンクス日和にお邪魔しています。
「Kinks」はRayのサイン入りだからです。
「Village Green 〜」はRayの魂だからです。
どうぞよろしくお願いいたします。
「Kinks」
「The Village Green Preservation Society」

■文句なしに好きなアルバムです。複数回答可なので助かりました。ひとつに絞れと言われたら泣く泣く「Village Green 〜」に絞ると思います。
「The Kink Kontroversy」
「Face to Face」
「The Village Green Preservation Society」
「Arthur or the Decline and Fall of the British Empier」
「Lola versus Powerman and Moneygoround part1」
「Percy」
「Schoolboys in Disgrace」

■「最高に英国」な1枚と「最高に米国」な1枚。
でも、じっくり味わえば、どちらもキンクス。このバンドの懐の深さを感じます。
「The Village Green Preservation Society」
「Muswell Hillbillies」

■どれもこれも素晴らしいので難しかったですが、とりあえず最近よく聴く3枚に入れました。
「The Village Green Preservation Society」
「Arthur or the Decline and Fall of the British Empier」
「Phobia」

■曲と表現が素晴らしい。
「The Village Green Preservation Society」
「Lola versus Powerman and Moneygoround part1」
「Sleepwalker」
「Phobia」

■理由はなく、シンプルに「好き」なものを選びました。
「Arthur or the Decline and Fall of the British Empier」
「One for the Road」
「Uk Jive」
「To the Bone」

■「Something Else」名曲ぞろい。何より最後を締めくくる『Waterloo Sunset』があまりにも名曲です
「Face to Face」
「Something Else」
「Sleepwalker」
「Give the People What They Want」
「Phobia」
「To the Bone」

■どれも好きですが、「Think Visual」は初めて聴いたアルバムで、地味ながらも、一番体質に合う感じなので。
「Show-biz」は、年代の空気感が心地いいので。
「Everybody's in Show-biz」
「Think Visual」

■都市の再開発とコミュニティの変容という、キンクスの隠れたテーマを象徴する作品として。
(個人的には、今年、社会人学生として修士論文を書いていたのですが、ずっとBGMにしてました。テーマが近かったので示唆ももらいましたし、やる気も鼓舞され…たかな?とにかく感謝)
「Preservation act1」
「Preservation act2」

■両者に共通していることですが、収録曲の粒が揃っていること、流れが美しいこと、そして彼ならではのメッセージが心に響くことです。
「The Village Green Preservation Society」
「Soap Opera」



なにしろ皆さんが迷いに迷って投票するので、僕は途中経過を見ながらひとりでニヤニヤしていたんですが、こうして選ばれたアルバムを、コメントと共に改めて眺めると、これはやっぱり悩むの分かるなあ。

普通に考えれば、例えば「Village Green」と「Phobia」の音って180度違うから、これが両方好きってのは成り立たない気もするけれども、でもキンクスに限っては、これが許容されちゃうんですね。
あと、どのアルバムにも聴きどころがあって、また時代時代で色々な音に変わって行くから、その時々のこちらの気分で好きなアルバムが異なってしまう。
僕は常々「喜怒哀楽はキンクスの歌で全て表現できる」と豪語しているんですが、それはやはり、上のコメントにある通り、このバンドの懐が深いからこそ言えることだし、音の振り幅もとんでもなく広い。

元々、ビギナーの方にキンクスへの入口をお教えしたくて、それで始めたアンケートだったはずなのに、なんかいま見ると、自分のまとめも含めて、ますます混乱させる結果になってしまった気がします。
そしたら、もうこうなると、ジャケットでも何でもいいから、とにかく気に入ったアルバムから聴いてもらうしかないですな。
だって、これだけキンクスを聴きこんだ人たちが、とても一枚に選べないって言うんだから。


さて、これでキンクス最高傑作アンケートの調査報告は終了です。
ブログへのコメントで、大混戦なので上位5作くらいで決選投票をしたら?というご意見もあったんですが、僕は色々考えた末に、それはやらないことにしました。
やっぱり、このばらけ具合が、いかにもキンクスらしいなあと思うし、結局参加者一人ひとりの好きなアルバムこそが、その人にとっての最高傑作だというのがあらためて分かったからです。

繰り返しになりますが、投票していただいた皆さん、読んでいただいた皆さん、本当にどうもありがとうございました。
これに味をしめて「他人の褌で相撲をとるシリーズ」の第二弾をやることがあるかも知れませんが、その時もどうぞよろしくお願いいたします。


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僕らがキンクスを好きなわけ
たくさんの皆さんに参加していただいたので、せっかくだから、もうしばらくは最高傑作アンケートの話をしてみたいと思います。

以前にも書きましたが、そもそも僕がこのアンケートをやろうと考えついたのは、キンクス日和のアクセスログを見て、「キンクス最高傑作」で検索して来られる方が非常に多いことが分かったからです。
それで、そうした恐らくキンクス・ビギナーであろう皆さんに、何らかの目安を提示したくて、うちにお立ち寄りの方々に呼びかけたのがこのアンケートでした。

予想以上の人達に参加していただいて、結果的にアンケートは次のような順位で終了しました。

 The Village Green Preservation Society (38票)
 Something Else (33票)
 Arthur or the Decline and Fall of the British Empier (31票)
 Muswell Hillbillies (29票)
 Lola versus Powerman and Moneygoround part1 (22票)
 Everybody's in Show-biz (18票)
 One for the Road (15票)
 Face to Face (14票)
 Sleepwalker (14票)
 Phobia (13票)
 Give the People What They Want (12票)
 Schoolboys in Disgrace (10票)
 To the Bone (9票)
 Soap Opera (8票)
 The Kink Kontroversy (7票)
 Preservation act1 (6票)
 Misfits (5票)
 State of Confusion (5票)
 Percy (4票)
 Uk Jive (4票)
 Word of Mouth (4票)
 Kinks (3票)
 Preservation act2 (3票)
 The Road (3票)
 Live at Kelvin Hall (2票)
 Think Visual (2票)
 Kinda Kinks (1票)
 Low Budget (1票)

だからまあ、僕のところに「キンクス最高傑作」で検索してきた皆さんは、これを一応の道しるべにしていただければ、まず間違いなく素敵なキンクス・ワールドに突入できることと思います。

ということで、当初の目的をひとまず達して、これでメデタシメデタシではあるのですが…

ただ、ここでどうしてもひとこと言っておきたいことがありまして、それは、上位のほうは誰もが認める名盤であることはその通りだとして、逆に下位のほうは得票数が少ないから駄作かというと、これは全くそんなことはないということです。

例えば今回最下位の「Low Budget」は、リリース時のチャート・ポジションがビルボード11位と、キンクスのオリジナル・アルバムとしては、アメリカで最も上位にランクインした作品です。当然、1979年当時の評価は、今とは比べ物にならないくらい高かったに違いありません。
また、“音質が悪い”との悪評もある「Live at Kelvin Hall」は、しかしその内容に関しては、1960年代半ばのロック・ドキュメンタリーとして、最上の部類に入るライブ・アルバムであると言えると思います。
キンキー・サウンド時代の『Tired Of Waiting For You』以来、およそ18年ぶりにアメリカで大ヒットしたシングル『Come Dancing』を含む「State of Confusion」もまたしかり。

こういうことを話し出すと、せっかくのアンケートに水を差すことにもなりかねないし、ビギナー諸氏の混乱も招きそうですが、僕としては、そういうことではなくて「キンクスに悪いアルバムはありませんよ」というのを、やはりここで強く申し上げておきたいと思うのであります。


さてさてそれでは、前置きが長くなってしまいましたが、今回は“どうしてこのアルバムを最高傑作に選んだのか”という、投票に際して皆さんから寄せられたコメントを紹介していきたいと思います。(文章の一部を省略したりしてますのでご了承ください)
どれもがキンクスに対する熱い思いに溢れていて、思わず僕も目頭が熱くなりました。


まずは、第1位となった「The Village Green Preservation Society」へのコメントから。

■ヴィレッジグリーンを最高傑作として選んだのは
(1)オリジナルメンバー4人が揃っている点
(2)初期のキンキーサウンドと、後のロックオペラ路線のキンクスの楽曲のエッセンスがバランスよく詰まっている点
(3)聴けば聴くほど良さがわかっていく、普遍的なテーマをもったコンセプトアルバムである点
以上の3点を理由に選びました。
本当はどのアルバムも好きなのですが…。

■一番好きな曲は別のアルバムに入っているけど、一番好きな、最高傑作はというとやはりこれ。

■全部持ってますが、フェイス・トゥー、サムシングエルス、マスウェルヒル辺りも順当ですが、やはり楽曲の良さとまとまりでヴィレッジグリーンです。
私にとっては全ロックアルバム史上のベストです!

■いつ何時聴いても心が落ち着く素晴らしい作品。

■他にも好きな曲やアルバムは多数あるのですが、やはりKINKSならではのアルバムではないかと思います。


次に、第2位「Something Else」へのコメント。

■ふぁふぁふぁふぁふぁふぁふぁふぁー

■サムエル、ビレッジ、ローラ、マスウェルで迷いました。複数回答可ではありますが、せっかくなので一枚に絞りサムエルに。
サムエルが他より良いと思うのは、どの曲もアレンジがピタリとハマってると感じるところです。アレンジのゆるさはキンクスの魅力でもありますが、サムエルはどの奏者もこれしかない、っていうベストなプレーをしてるんじゃないかなぁと。
そして「二人の姉妹」や「ウォータールー・サンセット」などでは小市民的な文学をわずか数分の曲に取り込んでいて、人間の悲喜こもごものストーリーとそれを煽るメロディに感動〜です。

■1回聴いただけで良さがすぐわかったアルバムで、しかも聞くたびに新たな発見がある、奥の深いアルバムです。

■キンクスの代表曲も隠れた名曲も含まれているから!

■曲単位で良い曲が揃っていて、CDで聴いても跳ばす曲がまずありません。
キンクスのアルバムでは一番聴いた回数が多いです。

■やっぱり最後のウォータールーサンセットが印象的です。キンクスにはまったきっかけになった曲ですので。
デイビッドワッツやアフターヌーンティーも大好きです。

■一番好きなアルバムだから。でも、選ぶのはホントに難しかった。

■本当は『kink kronicles』が最高!単なるベスト盤の域を超えてます!


続いて3位の「Arthur 〜」へのコメント。

■一番最初に友達のすすめで聴いたアルバムが『アーサー』でした。
一曲目の『ビクトリア』でノックダウン。アルバム最後まであっという間に聴けました。
以来、レイ先生のステージを観るためにイギリスへ行ってしまうほど、キンクスにどっぷりです。人生が変わりました。

■バブルを想う気持ちが似ていると思うので。

■当時、知ることができなかった、イギリスの中産階級の生活ぶりや生きざまを楽曲を通して垣間見ることができた。
ユニークなジャッケトが印象的だった。

■傑作揃いのキンクスですが、どれか一枚に絞るとしたらアーサーになります。
最近、父親との関係が、『Nothing To Say』の歌詞のようになってしまいました。

■全編通して、頭の中で映像が見えました。つまんないけど愛おしいです。

■好き嫌いで言えばFace to faceのほうが好きです。でも、狙いのコンセプトがあって、それを一つの作品として結実させたと言う意味では、これが最初の頂点かなと思っています。


「Muswell Hillbillies」
■キンクスお得意のネガティブな歌詞をブルース以前のルーツミュージックにのせてゆるく歌い上げる。
演奏は恐らくTheBandに影響されたものだし、歌詞もアメリカ寄りで、どちらもキンクス本来のものとは言い難い。最初、なんでこんなに評価が高いのかどこがいいのか全く分からなかったが、いつの間にか強烈に心に残るようになり、今はMuswell Hillbilliesという言葉だけで精神作用される気持になる。
間違いなくキンクスにしか創れないし、不滅の存在にしたアルバム。
傑作でしょう。

■歌詞の質、サウンドの質。極めて高い次元で拮抗したアルバム。
黒いユーモアが大爆発!


「Lola vs Powerman 〜」
■アルバムを貫くテンションの高さ、名曲ぞろいで一瞬の隙もない名盤!

■レイデイビスの才気が最も迸ってた頃で捨て曲ゼロ。
バンド自体も非情にいい演奏!! いい曲のメビウスの輪状態。全部好き。
特に「ゲットバックインライン」。
無人島に持って行くアルバム即1位。☆☆☆☆☆!!

■中期はどれも甲乙つけがたいのですが、さんざん迷ったあげく…。
個々の楽曲がよいのと「流れ」ですかね。完璧です。この味は唯一無二♪

■まだまだ駆け出しのkinksファンなので、一番良く聞いているアルバムということで「Lola〜」に一票入れさせてもらいました。



と、ここまでが、いわゆるベスト5に寄せられたコメントです。
僕の主観ですが、「Village Green」に対しては、収録された曲というよりアルバムとしての完成度を、「Something Else」に対しては、逆に各楽曲を評価する声が多いように感じました。
また、「Arthur」は、やはりキンクス初の“ロック・オペラ”であることを受けて、ストーリー性を重視したコメントが多いですね。
「Muswell Hillbillies」「Lola」にもそれぞれ、アルバムのキャッチコピーにしたいほどの名コメントが寄せられていて、仮に僕がキンクス初心者だったら、これを読んだら何から聴き始めればいいのか、迷いに迷うと思うなあ。


以下も続けて、各アルバムへのコメントを、得票数に関係なくコメント数の多い順からご紹介します。

「Give the People What They Want」
■やっぱ初めて聞いたキンクスがこのアルバムだったので!

■これぞキンクスの醍醐味

■初めて買ったキンクスの新譜。
17歳の頃、「タワレコ」「シスコ」まで、節約の為、神泉から歩いた裏町を思い出します。

「Phobia」
■Scatteredからキンクス人生が始まった。
この曲と出会わなかったら、Village GreenもWaterlooにも訪れる事もなかっただろうし、夏の昼下がりにビールをすする事もなかったかも。

■『スティル・サーチン』彼らの最高傑作

■悩んだ挙句、スタジオ最新作であるPhobiaにしました。
グランジを意識しすぎた、やかましいサウンドがちとうっとおしいアルバムですが、Still Searchin'など名曲もあって聴き応え十分の出来です。
ディスコグラフィがこの先も続くことを祈って…。

「Everybody's in Show-biz」
■収録曲のSitting in My HotelやCelluloid Heroesに胸が打たれた。
NYのCarnegie Hallでのライブも良かった。
このアルバムをきっかっけにして、The Kinksを聴くようになった。

■王道からはちょっと外れるのですが、高校生の私が初めてKINKSと出会った大切なアルバム。レコードだったので確か二枚組だったかな? 今も押し入れのどこかに眠っているはず。
その頃の私は名曲中の名曲「セルロイドの英雄」に痺れましたが、30年以上経った今聞いてみるととにかく楽しい曲ばかりでその頃に戻ってライブに参加したくなります。
KINKS最後の意地を見せたPHOBIAと悩みましたが、やはり出会いのアルバムで、これ一本で!

「Sleepwalker」
■熟成されてかつハードな曲もやってバランスいいからです。

「Preservation act2」
■最初はアクの強さに顔をしかめましたが…。
KINKSの珍味な部分が一番良く出た愛すべきヘンテコ・アルバムだと思います。

「UK Jive」
■学生時代バイトに朝行く時にラジオ(FM802)で突如かかった「UK Jive」の格好良さ!

「To the Bone」
■選曲・演奏・音質とも最高!



こうして読んでいると、投票された各皆さんには、それぞれ大切なアルバムがあって、それは必ずしもアンケートの得票数とは関係がない。
キンクスと初めて出会ったアルバムであったり、学生時代の思い出と重なっていたり、つまりは少々大袈裟に言えば、個人個人の人生と結びついた一枚が、その人にとっての最高傑作ということになるのでしょう。

だから、ビギナーズガイドとしてのアンケート趣旨とは相反してしまうけれども、自分にとっての最高の一枚というのは、結局ひとから教えられるものじゃなくて、自分で探すしかないのかも知れないなあ、というようなことを、皆さんのコメントを見ながら僕は思ったりもしたのでした。

さて、今回はアルバム単押しのコメントを紹介してきましたが、今回のアンケートは複数投票可としたために、どうしても一枚に絞れなかった皆さんもいる。
そこで、次回以降の更新では、複数のアルバムに投票した方々のコメントを紹介したいと思います。


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| Beginner's Guide | 22:38 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
新春特別企画「これがキンクスの最高傑作だ!」


新年明けましておめでとうございます。
今年もキンクス日和をよろしくお願いいたします。


というわけで、昨年末より投票を呼びかけておりました「キンクス最高傑作」総選挙につきましては、沢山の投票をいただき誠にありがとうございました。

いやいや、本当にこちらの予想を上回りまして、得票総数が316票というですね、非常にありがたい結果となっております。
事情さえ許せば、投票してくださったお一人おひとりを、こうハグして回りたいような気分ですけれども、まあ、それも迷惑かなと思いまして、こうしてPCのこちら側から謝意を表すにとどめた次第です。
繰り返しになりますが、投票に参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。


さてさて、早速結果発表と行きたいところですが、ちょっとその前に、どんな方たちが投票してくださったのかというのをですね、ここで記しておきます。

まず男女の比率。
 男性 89%
 女性 11%

…ってこれwww

いやあ、俺べつにいいんだけどさあ、モテようとしてブログやってるわけでもないし、これで女性の参加者が多かったりしたら、今後変にカッコつけた文章とか書き始めそうで、これはこれで良かったのかも知んないけどさあ、しかしなあ、10人いて女性が一人しかいないってのはなあ…
まあいいんだけどさあ。
これ、キンクス・ファンって全体こんな感じなんでしょうかね?

それで、気を取り直して世代別の構成比。
 10代    2%
 20代   15%
 30代   18%
 40代   48%
 50代以上 17%

40代がほぼ半数を占めてます。逆に若い世代は少数派ですけど、やはりキンクスというバンドの立ち位置からして、この結果は妥当でしょうか。


それで、以上のことから勘案すると、うちに来ていただいてる皆さんというのは、40代以上の男性が大半というわけで、これはまさしく僕の世代ど真ん中ですね。あはは…
ああ、これで今後は安心してオヤジギャグとか飛ばせますねえ。
あと、むかし話とかしても、おっさんくさいとか言われなくて済みそうです。
なんか、良かったような悪かったような。


さあ、お待たせしました。それではこうした面々が選んだ、キンクスの最高傑作と呼ぶにふさわしいアルバムを発表いたします。

第1位「The Village Green Preservation Society」(38票)

投票受付開始から終了まで、安定して1位をキープしていました。
一昨年来、キンクスのデラックス・エディションというのが数種類出ましたけれども、これはそれらに先駆けて、2004年にいちはやくデラックス化されたアルバムでした。
と言うことはつまり、キンクス・ファンの間では、それだけ人気の高かった作品ともいえるわけで、この順位はまず順当といえそうです。
しかし、圧倒的ぶっちぎりの1位というわけでもないところに、キンクスの作品群の多様性が伺えるのではないでしょうか。

第2位「Something Else」(33票)
最後まで1位を脅かしたのがこのアルバム。
皆さんから寄せられたコメントは、次回の更新で紹介するつもりですが、このアルバムに対しては収録各曲の完成度を挙げる声が多いように感じました。
それとやはり「Waterloo Sunset」の人気が高いですね。

第3位「Arthur or the Decline and Fall of the British Empier」(31票)
2位と2票差。どちらが上位でもおかしくない結果です。
実際、途中経過では、こちらが2位に上がっていた時期もありましたから、投票をもう少し早く終了していれば、あるいは延長していれば、本作が2位も充分有り得たと思います。
テーマの面白さとサウンドの充実ぶりが評価されているようです。

第4位「Muswell Hillbillies」(29票)
これまた3位と2票差。どちらが上位でもおかしくない。
“サウンドがアメリカ寄りでキンクスらしくないけれども、しかしキンクスにしか作れないアルバム”という秀逸な評価をいただきました。

と、この辺までが上位グループですね。
実際2位から4位までは、期間中何度か順位の入れ替えがありましたから、この順位で確定とするのは、若干ためらわれるところです。

以下、それ以外のアルバムを、得票の多かった順に記載していきます。

 Lola versus Powerman and Moneygoround part1 (22票)
 Everybody's in Show-biz (18票)
 One for the Road (15票)
 Face to Face (14票)
 Sleepwalker (14票)
 Phobia (13票)
 Give the People What They Want (12票)
 Schoolboys in Disgrace (10票)
 To the Bone (9票)
 Soap Opera (8票)
 The Kink Kontroversy (7票)
 Preservation act1 (6票)
 Misfits (5票)
 State of Confusion (5票)
 Percy (4票)
 Uk Jive (4票)
 Word of Mouth (4票)
 Kinks (3票)
 Preservation act2 (3票)
 The Road (3票)
 Live at Kelvin Hall (2票)
 Think Visual (2票)
 Kinda Kinks (1票)
 Low Budget (1票)

個人的には「Phobia」が意外と票を伸ばしているのが印象的です。
それから、以前の経過報告でもそれとなく触れましたけど「To the Bone」なんて、今では普通に流通もしていないと思うのですが、それでもそこそこの得票を集めました。これは再リリースが待たれるところですね。

全体にアリスタ以降の作品は得票数も少ない中にあって、「Sleepwalker」と「Give the People What They Want」の健闘が光ります。
前者は内容の良さ、後者は初来日公演直前のアルバムということで、皆さん思い入れが強いんでしょうか。
逆にアメリカで大ヒットした「Low Budget」のあまりの低評価には、ちょっとビックリしてしまいました。

ただ、以前にも書きましたが、エントリーした全てのアルバムに、少なくとも1票以上は入っているということは、キンクスの全てのアルバムが、誰かの心には必ず届いているということです。
また、総数316票をいただきながら、第1位が38票どまりというのも、つまりは飛び抜けたアルバムは無い代わりに、平均的に愛されるアルバムが揃っているということです。

僕は、ほんの思い付きでしたけれども、やはりこのアンケートをやって良かったと思っています。
皆さんのキンクスを愛する気持ちが、もの凄く伝わってきましたし、個人的にはキンクスの作品群を見直す良い機会にもなりました。

何度も繰り返しますが、ご協力をいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
次回は、皆さんから寄せられた、各アルバムへのコメントを紹介したいと思います。


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